お部屋のカラーリングのポイント
お部屋の「色のまとめ方を知りたい」とご相談いただくことがあります。
今回は、よくご相談いただく北欧系で考えて考えてみます。
例えばですが、北欧ブランドのファブリックを見ると、目を惹くような鮮やかな色もあれば、落ち着いた優しい色のものなどさまざまあります。
沢山の色の中でも、北欧カラーとしてよく皆さんが見られるのは
「グレイッシュトーン」だと思います。この色を分かりやすく言うと灰色がかかったくすみカラーです。
グレイッシュトーンは、木製の家具とも、モノトーンなどとの相性も抜群です。
グレイッシュトーンは、日本の伝統的なカラーでもよく見られます。意外と身近なカラーであることが分かります。
▶左から 水浅葱(みずあさぎ) 紫苑色(しおんいろ) 枯草色(かれくさいろ)
例えばですが、この色たちに木材の色を合わせてみるとこのようなイメージになります。
この様に、グレーがかった色は木の色と相性が良いのです。
では、グレイッシュトーンが木と相性が良いと分かったところで、実際に北欧風で部屋の色の組み合わせを考えてみます。
実際のお部屋作りで重要なのは、
「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」です。これを「7:2.5:0.5」で意識してお部屋をつくるとバランスがよく見えます。
ベースカラーとは
お部屋の中で最も大きな面積を占める部分です。天井、床、壁にあたります。北欧風のお部屋の場合は白やグレーを基準にすることが多いです。
淡い色は、膨張色と呼ばれており、お部屋では空間を広く見せる効果があります。
アソートカラーとは
2番目にお部屋の面積を占めるカラーになります。大型の家具(ソファ、テーブル、ベッドなど)やカーテン、ラグなどに使用されます。
ベースカラーと同系色でまとめると統一感が生まれ、反対系統の色を仕様するとインパクトのある空間になります。
また、トーンを合わせた色を複数使うことで豊かな色合いの空間をつくりだすことが可能です。
ベースカラーとアソートカラーを組み合わせるとお部屋の大まかなイメージが決まりますので、自分のつくりたいお部屋のイメージを持ちましょう。
アクセントカラーとは
入れることによってお部屋にメリハリを与えてくれます。クッションや雑貨などに入れた場合、そちらに視線が行きやすくなります。
目につきやすいカラーが苦手な方には、植物などをオススメします。生き生きとしたグリーンを入れることで、明るい印象になります。
ベースカラーとアソートカラーとアクセントカラーの使用イメージ
▶白+グレー+イエロー、白+ベージュ(木材の色)+水色
お部屋のカラーのまとめ方次第で、お部屋のイメージはがらりと変わります。比率を意識して配置すると色合いの失敗はありません。自分にとって一番良い色の組み合わせでお部屋をつくってみてください。当店では、ご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
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